万年筆の達人のお店 小野萬年筆

ブログ

2022/07/12
コラム

【モンブラン】万年筆 No,149 14金中白

インク出不良の修理調整の依頼です。
かなりの旧型です何しろ14金の中白、約45年から50年くらい前になりますか、見た目は綺麗に見えますが分解した所、ペン芯・ペンカバー・ペン先の裏・胴軸内部にべったりと古いインクがこびり付いておりました。

それとペン先全体のゆがみ、ペン芯・ペンカバーにセットされている時には判りませんが分解した時にわかります、これはインク出が不安定になる事があります。

オーバーホール・ペン先の直し調整をしましたのでまた長く愛用していただけます。

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2022/06/30
コラム

【モンブラン】万年筆 P149 ペン先曲がり

モンブランP149「F」のペン先曲がり直しです。
机の上、70㎝位の所から落としてしまったとの事です、イリジュウムにヒビが無くて良かったです、折れたりヒビがあれば曲がり直しは出来ません、メーカーでのペン先交換になります。
この位の曲がりなら十分に直ります、ただP149のペン先はロジュウムメッキしておりますので曲がり直しをするときに若干でも傷が入ります、普通曲がり直しの後はバフで傷取りの磨きをしますが、今回はせっかくの綺麗なロジュウム装飾ですので磨かないで済むように極力傷を付けないように丁寧に仕上げるように注意しました(少しは残ります)。
傷が気になる場合は磨けますが、ペン先の先7~8㎜位は18金の地金の色が出ます、今回はオーナーが磨かなくてよいとの事でしたので、デザインを活かすように直しました。
この万年筆は3年前に当店でお求め頂いた物ですので当然無料の直しになります。
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2022/06/25
コラム

【モンブラン】万年筆 No,149 14金 中白

 

30年程仕舞ぱなしになっていたとの事で、当店に点検調整を依頼されました。

このタイプは30年ではなくさらに旧型になりますが、幸いなことにインクは抜いておられたのでしょう、又丁寧に保管されていたとも思われます。

全体に綺麗な状態でしたが、ペン先に少し曲がり(下向き)があり、それが原因でのザラツキ・引っ掛かり/インク出不良が見られました。

ペン先直しと調整とオーバーホールで、ご使用いただけます。

多分40年以上も前の物ですが、ほぼ劣化がありません、やはりモンブランはその質が安定しており信頼がおけます。

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2022/05/19
コラム

【モンブラン】万年筆 オールドタイマー No,74

モンブラン 旧型 No,74 バーガンディレッドのオーバーホールとペン先調整です。
これは珍しい、今はほとんど見ることが無くなりました、これには一回り小さいNo72があります、これはごくたまに見かけますが、このNo,74のしかもバーガンディレッドはもともと少なく、珍しいモンブランです。
分解したところ全く損傷もなく、すべてがオリジナルの部品で発売当初のままでした、長い間机の引き出しに入っていたのでしょうか、全体がくすんでインク詰まりも見られましたが、全てを分解しペン先を整えキャップ・胴軸などを磨き組み立て直しましたので、愛用の一本になる事でしょう、大切にご使用いただければと思います。
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2022/05/19
コラム

【ペリカン】万年筆 スーベレーン M800 緑縞

派手に曲がったペン先です、“アッ”と思ったら落としてしまったとの事、オーナーはガッカリと落ち込んでおられました。
ペン先交換はしたくない、出来れば直してほしいとの依頼です、ですが此のような曲がりの場合見た目では判らない、イリジュウムの接合部分にヒビが入ることが多く、直しの途中でペン先(イリジュウムの接合部分)が折れる事あります、その時は修理不可でそのまま返却か(折れた状態で)、メーカにペン先交換に出すかになります。
オーナーにはその了解を得てペン先曲がり直しに取り掛かりました、今回は心配したヒビもなくうまく直すことが出来ましたので、これでまた長くご使用頂けることと思います。
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2022/05/19
コラム

【パーカー】万年筆 デェオホールド・ブラック

長い間インクを入れたままで、放置されたとの事、漬けペンではペン先に含んでいるインクで少しは書けますが、ペン芯にべったりとインクがこびり付いておりますので、これを掃除しなくては使えません。
まずゆっくりと時間を掛けてこびり付いたインクを溶かします、急ぐと破損します旧型になりますと部品がありませんので、まずは壊さないようにしなくいてはなりませんので、何をするにも慎重にしなくてはなりません、オーナーにとっては思い入れのある一本になりますので。
分解さえできれば、修理調整は60%終わってます、後は書き味・インク出調整などのペン先調整はすぐにできます。
万年筆は使ってさえいれば頻繁にオーバーホールは必要ありません、せいぜい盆暮くらいで充分です、が数か月くらい使わないと思うときはかカートリッジを外しペン先(首軸ごと)をコップに入れた水(水で充分です)に漬けて洗ってください、ペン芯のインクは完全には取れませんがそれで充分です、それ以上しようとしますと壊します
吸入式はインクを吸う要領で水(水でいいです)を吸って出してを数回繰り返してください、これで次にインクを入れてすぐに使えるようになります。
IMG_2741 (2)調整前-1デェオフォールド
IMG_2742 (2)調整前-2デェオフォールド
IMG_2743 (2)調整前-3デェオフォールド
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IMG_2766 (2)調整後-3
2022/05/14
コラム

【パーカー】旧型 ソネット GT 万年筆

これもインク詰まりとペン先の締まりすぎによるインク出不良です。
書き味の悪い原因に、イリジュウムの左右の大きさがかなり違っており、右のジュウム(ペン先背中から見て)が左のジュウムの半分ほどしかなく、又ジュウムの内側の研磨のし過ぎで初筆切れもありました、相当の重症です。
多分最初からかける状態ではないでしょう、インクを入れたけど書けないのでそのまま放置されたと思われます、カートリッジも中のインクが固まっておりました、
壊さず分解するのに手間がかかりました。
このペン先はスチールペン先になりますのでイリジュウムの大きさを揃え様とすると、ペン先横(ペン先の厚み)の金メッキが剥がれてしまいますので小さいほうに合わせられません、このままの再研磨で書き味とインク出の調整と初筆切れの直しを行いましたが、うまく調整が出来ましたので、イリジュウムの左右の大きさを感じることなく、快適にご使用いただけると思います。
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IMG_2737 (2)調整前-2ソネットレッドGT
IMG_2738 (2)調整前-3ソネットレッドGT
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2022/05/14
コラム

【パーカー】旧型 ソネット マットブラックGT 万年筆

インクを入れたままで長い間放置されたので、書けなくなったとの事です。
見た目はそれほどのインク詰まりはありません、が分解してみるとペン芯にべったりとインクがこびり付いております、書けない原因はもう一つペン先の締まりすぎです、かなり筆圧を掛けないとインクが出ません、さらにペン先にザラツキがありオーバーホールだけでは使える状態ではありません。
ペン先の再研磨でイリジュウムの形を整え、滑らかな書き味と安定したインク出で、これからも長くご使用いただける思います。
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IMG_2737 (2)調整前-2ソネットレッドGT
IMG_2738 (2)調整前-3ソネットレッドGT
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2022/04/28
コラム

【モンブラン】万年筆 旧型 No,146 

40年前のモンブラン No,146になります、思い入れのある万年筆で、その一つ一つの部品まで思い出があるとの事で、出来るだけ部品交換なしで使えるようにしたいとの希望です。

まずは、その万年筆を拝見し状態を確認してからとの事とでお預かりしました。
かなり、インク詰まりがあり見た目は部品交換が必要と思いましたが、まずは慎重に分解し(壊さないように)一つ一つの部品を点検をしました。
オーナーは無理に吸入をしたりせず、そのままの状態でお持ちになられたので吸入器も壊れた所が無く、部品交換せずオーバーホールとペン先調整でご使用いただけれると判断しました。
ただペン先は変色し、軸には小傷がたくさんありましたので、天ビス・キャップ・胴軸・尻軸などの部品の一つ一つを磨き組み立て直しました、ペン先は14金の合金ですので、金以外の銀・銅などが酸化を起こし赤く変色しておりますが、これは表面だけのことで磨けば元の新品の状態に戻ります。
書き味も滑り良く、インク出も安定し良い書き味になりましたので、さらに数十年とご愛用頂ける思います。

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IMG_2732 (2)修理前後のサンプル
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IMG_2729 (2)修理後-4
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2022/04/26
コラム

【カルティェ】万年筆 デェアボロ カルティェ

長い間インクを入れたままになっていたようでインクが詰まっておりました、修理前の浸けペンでは書けますが、それでも書き味は良くありません。
オーバーホールの後ペン先の再研磨/インク出調整で復活しました、良い万年筆のですのでこのようにお手入れをしてまた長くお使い頂ければともいます。
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