万年筆の達人のお店 小野萬年筆

ブログ

2024/02/05
コラム

【モンブラン】万年筆 No,146 

モンブラン No,146の引っ掛かり直しの依頼です。
ペン先にはズレも曲がりもありませんが、書くとザリザリとして引っ掛かりを感じます、又このペンポイントにしては少しインク出が多いと思いますがこれは好みの範疇でしょう、ただしオーナーはこの状態で書き味が悪いと感じてますのでこれも調整しなくては、オーナーの希望に添えないと思います。
これ位は使っているうちにペン先が慣れてくるのでそのままつい続ければと言う人がおりますが、これは間違いです ペン先についている金属はイリジュウムと言う本当に硬い金属です、三月や半年位使い続けたくらいでは全く変わりません、それくらいで変化して書き癖が付くようなら数十年も使い続けられません。
私の使用して入るモンブランNo,149のEFは46年間、ほぼほぼ毎日何かしら書きますそれでもまだこの倍は十分に書き込めます、「万年筆」文字どうりの万年とは言いませんが次の代までも受けつなげる物だと思います。
このNo,146の調整に当たっては名前や住所を何行も書いて頂きます、いくつか書く事でその人本来の癖がわかります、オーナーの書き癖を見てインク出などの好みを聞きピンポイントで調整していきます、当然一回の調整で決まらない事もあります、そのような時は気に入るまで調整をします、ですので研磨ではなく基本はペン先の形を整える事から始め、研磨は極僅かで磨く程度に納めるようにし、する前もした後もほぼ変わりません見た目に変化するほどの研磨はしてはいけません、イリジュウムの寿命が短くなりますいくら硬い金属と言えども1㎜にも満たない小さいな物ですので、繊細に慎重な扱いが必要になります。
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2024/02/05
コラム

【モンブラン】万年筆 No,149

MB No,149 14金中白の「B」ポイントになります。
初筆が出にくいとの依頼です、私が試筆した所さほど問題無いように思えたのですがオーナーが書くと時折初筆が切れるとの事です、モンブランの「B」ポイントは特殊ペン先になります、他の”B"ポイントはMをそのまま太くしただけの物が多くてただ太く縦横の線の太さが同じになります、モンブランの”B"ポイントは縦が太く横線が細く書けるようにイリジュウムが四角く扁平になっているのが特徴です、これにより縦線横線に違いが出てメリハリのある筆跡になります、ですがその分ペンの角度に少し気を使わないといけません、右左に捻り過ぎるとペンポイントの角が紙面に当たり紙面からキリ割が一瞬離れて書き出しの切れにつながります、もちろん調整は可能ですオーナーの好みと癖に合わせてピンポイントでの調整になります。
人の書く癖はそれぞれで一人として同じ書き癖はありません、たっぷりとした多めのインク出、かすれるギリギリまで絞るインク出を好むオーナーも、つるつるぬらぬらとした滑り具合も、わずかにサリサリとしたいかにも書いている感じの感覚を好む人も、本当に色々でデジタルでは決して味わえないアナログだけの感覚です、一度嵌ると抜け出せなくなりますサラサラと紙の上を走るペン先、かすかなインクの匂いが楽しい瞬間です。
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2024/01/24
コラム

ずいぶん以前に求めなられたとの事です、このモーツアルトはFからの仕様しかなく、手帳にちょうど良い大きさと思い求めたが、手帳にはFの線は太くて文字が大きくなり使いづらいと言う思いがあり長い間眠っていたとの事です、が最近になって使わないのは勿体ないとの思いでどうにか使用できるようにと思い当店に相談にかこられました。

このモーツアルトNo,114は現在製造を終了しておりますが、発売当初からなぜか“F”ペン先より太い仕様しかなく、少々不思議に思っておりました。

やはり皆さん同じ思いのようで、当店にこのモーツアルトのペン先細字直しを依頼されるオーナーは多いようです。

今回も細くはしたいが、ザラ付いたり引っかかったりはしないように、さらに書いた後の滲みが無いようにとの事で依頼を受けました。

又ペン先とクリップが大きくずれておりましたのでその調整もしました。

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2024/01/23
コラム

【ペリカン】万年筆 M405 ブルー縞

ペリカン M405 ブルー縞の”F"ペン先を”EF"位の細字直しの依頼です。
このペリカンは2022年にお買い上げいただいた物です、当然当店でお求め頂いた物ですのでメーカーに出さない修理調整は全て無料で行います、したがってこのペン先細字直しも無料での調整になります。
丸2年間「F」のままそれはそれで快適にご使用頂いておりましたが、やはりもう少し細い方が良いとの事でご来店頂きました、国産のようなピンピンの細字では細すぎて書きづらいとの事でFとEFの間位が良いとの事での注文でした。
細くてカリカリした書き味では良くないと事で書き味はあくまでも滑らかに、インク出は普通位いにと言う事でした、お求め頂いた時の調整でオーナーの書き癖をカルテにしておりますのでそれに基づいて調整しております、その上で今回希望を聞いての調整になります。
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2024/01/22
コラム

【モンブラン】万年筆 ボエム 5778(ブルー石)

ボエムのペン先細字直し F--->EF位にと、クリップの位置直しの依頼です。
少し前のモデルになりますがまだほとんど使って無いようです、ペン先”F"と言う事で太く感じ使いずらいとの事でしたオーナーはやはり細字が良いとの事で、細く仕立て直しが出来るならとご来店になられました、それと使っているうちにクリップの位置がペン先とずれて来るようになり合わせてこれも調整してほしいとこのことです。
元の”F"ペン先はインク出も良く同じFより太く感じました、現在販売中のモンブランのEFと同じようにかなり細目に仕上がりました、細くてもインク出はしっかり出て、書き味もザラ付いたり、ヒッカリかりはありません細いなりに滑らかに書けます、又このペン先の細字直しの方法は使い込んでも元のFの様に太くなったりましません、ペン先全体をEFに仕上げておりますので見た目も本来の綺麗なEFに仕上がっております、イリジュウムだけを小さくしても決して細くなりきれませんし、見た目も悪くなります。
ボエムのペン先とクリップがずれて来るのは、ペン先を繰り出す時にキャップを尻軸にはめてペン先を繰り出すからであって、ペン先を出す時はまず「手」で先にペン先を出し切ってから後でキャップを装填して下し、この様にすればすればペン先とクリップはずれにくくなります。
これを習慣づけるとキャップが尻軸にはまり込み(固着)外れ無くなる事故を防げます。
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2024/01/20
コラム

【モンブラン】万年筆 No,149 旧型14金中白タイプ

長い間ずいぶん長い間家にあったそうです、偶然見つけてモンブランであると気づききっといい物に違いと出来れば修理して使いたいとの事で、当店に相談に来られました。 誰が使っていたのか分からないとの事です、そうでしょうこのタイプのNo,149は40年以上になりますので判らなくて当然だろうと思います。
拝見した所、インクが詰まってペン先がずれている以外に傷も劣化もほぼありません、たぶん昔に入手して何度か筆記してインクを入れたままでいつしか忘れてしまったのでしょう本当に勿体ないことです、このNo,149は今も昔も万年筆の憧れですもの何十年経っても輝きは無くなりません。
ペン先の直しとオーバーホールで完全に甦ります、新たなオーナーの書き癖に合わせて調整し書き込むことでここからまた数十年快適にご使用頂ける事と思います。
今回は右利き・ペン先はかなり内向きに(体の方に)・筆圧は少し強めの感じに・ペンは立てて首軸のペン先の根元の近いところもって・インク出は普通位にと、目の前で試筆頂きながら、ご本人の希望聞きながら調整しました。
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調整前サンプル
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2024/01/19
コラム

【モンブラン】万年筆 P149

モンブラン マイスターシュティック No,P149 MをF位の細字に調整の依頼です。
このモンブラン No,P149 Mは2020年夏にお買い上げいただいた物です、当店でお求め頂いた物ですので、当店で出来るペン先直し・調整は無料でさせて頂いております、メーカーに出さない限りは無料でしております、よって今回の3年半経ってからのペン先直し調整は無料になります。
お求め頂い当時はどの様な場面で主に使用するかとか、小さめの文字は書かないとか、好みとかを聞きながらあれこれと相談を受けてこの太さが良いと決めれたのですが、3年半経って細い罫線への手帳などへの書き込みも多くなり、もう少し細目めが良いと思うようになってきたとの事でお求めになられた当店に相談に来られました。 
Fよりわずかに細目の感じ、インク出は十分に、滑らかな書き味にとの希望でありましたので、オーナーの持つ角度・捻り具合・筆圧などを考慮し調整しました。
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調整前後サンプル
調整後-1
調整後-2
調整後-3
調整後-5
2023/12/27
コラム

【モンブラン】万年筆 No,149

このNo,1493年近く前に当店でお求め頂いた物ですので、メーカーに出さない今回のオーバーホールとペン先細字直しは無料になります。

オーナーは特に悪いところはないとの事でしたが3年近くなるので、一度点検してほしいとの依頼でした、又EFのペン先ですが細かい文字を書くことが多くなったのと元より細字好きなので、書き味を損なわない程度にさらに細くしてほしいと希望がありましたので、そのように調整しました。

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2023/12/21
コラム

【パーカー/プラチナ/パイロット蒔絵】インク出不良

今回は3本同時の修理依頼です、パーカー旧型ソネット/パイロット 蒔絵/プラチナ シルバーです、3本とも形見との事で同時に3本とも20数年もの長い間インクを入れままになっていた為詰まってしまいインクが出なくなってしまいました、さらにプラチナはペン先が曲がっておりました。

3本とも、まず固まった古いインクは時間を掛けてゆっくりと取り除きます、急ぐと壊してしまいます、パーカーに至っては全く部品が在りません、メーカーに出しても部品は無いとの事で返品されてきます、幸い破損している所は無いようですので、オーバーホールとペン先調整で再生出来ました。

プラチナは固まったインクを時間を掛けて洗い流し、分解できるようにします、曲がったペン先の曲がり直しを行い書き味の直し調整を行います、シルバー製品ですので預かった時は黒く変色しておりました。 軸の磨きまでは依頼されてませんが、此のままお返しするのは忍びないと思い磨くことにしました、幸いスターリングシルバーですので磨けば元の輝きに戻ります、これでまたこれからも長く使っていただく事が出来ます。

パイロット 蒔絵は単にインク詰まりだけで、これも何処と言って破損している所はありませんのでオーバーホール後、インク出の調整と書き味の調整で再生できました。

 

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2023/12/19
コラム

【モンブラン】万年筆 スターウーカー レジン

スターウーカー レジンのペン先細字直しになります、調整前の写真を撮り忘れましたましたので、調整後の写真のみです。
入手された時から、とにかくペン先が太くて全く好みに合わなく使いずらく長い間眠っていたとの事でした、がせっかくのモンブランこのまま眠らせるのは忍びないと思い、何とか自分好みに細く出来ないかとの思いで当店に相談されました。  初めはペン先交換しかないと思っておられたようですが、ペン先は細く出来ると知って当店に依頼されました。
「B」ポイントの特殊ペン先ですから、慣れない人にはかなり使いずらいと思います。 モンブランの”B"ポイントは縦が太く横が細く書けるように調整されておりますので、少し捻って持ちますとペン先の角が紙面に当たり初筆の出ない事があります、又線の幅は0.8㎜とかなり太く細かな文字は潰れてしまいます。
ペン先のカットと紙面が平行になるように持ちますとそのような線が書けます、それと少々の潰れる文字を気にせず書かれるとこれはこれで大変味のある豊かな表現が出来ます、がしかし細字が好みの人には向きません、やはり自分の好みあったペン先に調整し長く使い込めばペンも喜ぶことでしょう。
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