万年筆の達人のお店 小野萬年筆

ブログ

2024/01/22
コラム

【モンブラン】万年筆 ボエム 5778(ブルー石)

ボエムのペン先細字直し F--->EF位にと、クリップの位置直しの依頼です。
少し前のモデルになりますがまだほとんど使って無いようです、ペン先”F"と言う事で太く感じ使いずらいとの事でしたオーナーはやはり細字が良いとの事で、細く仕立て直しが出来るならとご来店になられました、それと使っているうちにクリップの位置がペン先とずれて来るようになり合わせてこれも調整してほしいとこのことです。
元の”F"ペン先はインク出も良く同じFより太く感じました、現在販売中のモンブランのEFと同じようにかなり細目に仕上がりました、細くてもインク出はしっかり出て、書き味もザラ付いたり、ヒッカリかりはありません細いなりに滑らかに書けます、又このペン先の細字直しの方法は使い込んでも元のFの様に太くなったりましません、ペン先全体をEFに仕上げておりますので見た目も本来の綺麗なEFに仕上がっております、イリジュウムだけを小さくしても決して細くなりきれませんし、見た目も悪くなります。
ボエムのペン先とクリップがずれて来るのは、ペン先を繰り出す時にキャップを尻軸にはめてペン先を繰り出すからであって、ペン先を出す時はまず「手」で先にペン先を出し切ってから後でキャップを装填して下し、この様にすればすればペン先とクリップはずれにくくなります。
これを習慣づけるとキャップが尻軸にはまり込み(固着)外れ無くなる事故を防げます。
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2024/01/20
コラム

【モンブラン】万年筆 No,149 旧型14金中白タイプ

長い間ずいぶん長い間家にあったそうです、偶然見つけてモンブランであると気づききっといい物に違いと出来れば修理して使いたいとの事で、当店に相談に来られました。 誰が使っていたのか分からないとの事です、そうでしょうこのタイプのNo,149は40年以上になりますので判らなくて当然だろうと思います。
拝見した所、インクが詰まってペン先がずれている以外に傷も劣化もほぼありません、たぶん昔に入手して何度か筆記してインクを入れたままでいつしか忘れてしまったのでしょう本当に勿体ないことです、このNo,149は今も昔も万年筆の憧れですもの何十年経っても輝きは無くなりません。
ペン先の直しとオーバーホールで完全に甦ります、新たなオーナーの書き癖に合わせて調整し書き込むことでここからまた数十年快適にご使用頂ける事と思います。
今回は右利き・ペン先はかなり内向きに(体の方に)・筆圧は少し強めの感じに・ペンは立てて首軸のペン先の根元の近いところもって・インク出は普通位にと、目の前で試筆頂きながら、ご本人の希望聞きながら調整しました。
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調整前サンプル
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2024/01/19
コラム

【モンブラン】万年筆 P149

モンブラン マイスターシュティック No,P149 MをF位の細字に調整の依頼です。
このモンブラン No,P149 Mは2020年夏にお買い上げいただいた物です、当店でお求め頂いた物ですので、当店で出来るペン先直し・調整は無料でさせて頂いております、メーカーに出さない限りは無料でしております、よって今回の3年半経ってからのペン先直し調整は無料になります。
お求め頂い当時はどの様な場面で主に使用するかとか、小さめの文字は書かないとか、好みとかを聞きながらあれこれと相談を受けてこの太さが良いと決めれたのですが、3年半経って細い罫線への手帳などへの書き込みも多くなり、もう少し細目めが良いと思うようになってきたとの事でお求めになられた当店に相談に来られました。 
Fよりわずかに細目の感じ、インク出は十分に、滑らかな書き味にとの希望でありましたので、オーナーの持つ角度・捻り具合・筆圧などを考慮し調整しました。
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調整前後サンプル
調整後-1
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2023/12/27
コラム

【モンブラン】万年筆 No,149

このNo,1493年近く前に当店でお求め頂いた物ですので、メーカーに出さない今回のオーバーホールとペン先細字直しは無料になります。

オーナーは特に悪いところはないとの事でしたが3年近くなるので、一度点検してほしいとの依頼でした、又EFのペン先ですが細かい文字を書くことが多くなったのと元より細字好きなので、書き味を損なわない程度にさらに細くしてほしいと希望がありましたので、そのように調整しました。

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2023/12/21
コラム

【パーカー/プラチナ/パイロット蒔絵】インク出不良

今回は3本同時の修理依頼です、パーカー旧型ソネット/パイロット 蒔絵/プラチナ シルバーです、3本とも形見との事で同時に3本とも20数年もの長い間インクを入れままになっていた為詰まってしまいインクが出なくなってしまいました、さらにプラチナはペン先が曲がっておりました。

3本とも、まず固まった古いインクは時間を掛けてゆっくりと取り除きます、急ぐと壊してしまいます、パーカーに至っては全く部品が在りません、メーカーに出しても部品は無いとの事で返品されてきます、幸い破損している所は無いようですので、オーバーホールとペン先調整で再生出来ました。

プラチナは固まったインクを時間を掛けて洗い流し、分解できるようにします、曲がったペン先の曲がり直しを行い書き味の直し調整を行います、シルバー製品ですので預かった時は黒く変色しておりました。 軸の磨きまでは依頼されてませんが、此のままお返しするのは忍びないと思い磨くことにしました、幸いスターリングシルバーですので磨けば元の輝きに戻ります、これでまたこれからも長く使っていただく事が出来ます。

パイロット 蒔絵は単にインク詰まりだけで、これも何処と言って破損している所はありませんのでオーバーホール後、インク出の調整と書き味の調整で再生できました。

 

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2023/12/19
コラム

【モンブラン】万年筆 スターウーカー レジン

スターウーカー レジンのペン先細字直しになります、調整前の写真を撮り忘れましたましたので、調整後の写真のみです。
入手された時から、とにかくペン先が太くて全く好みに合わなく使いずらく長い間眠っていたとの事でした、がせっかくのモンブランこのまま眠らせるのは忍びないと思い、何とか自分好みに細く出来ないかとの思いで当店に相談されました。  初めはペン先交換しかないと思っておられたようですが、ペン先は細く出来ると知って当店に依頼されました。
「B」ポイントの特殊ペン先ですから、慣れない人にはかなり使いずらいと思います。 モンブランの”B"ポイントは縦が太く横が細く書けるように調整されておりますので、少し捻って持ちますとペン先の角が紙面に当たり初筆の出ない事があります、又線の幅は0.8㎜とかなり太く細かな文字は潰れてしまいます。
ペン先のカットと紙面が平行になるように持ちますとそのような線が書けます、それと少々の潰れる文字を気にせず書かれるとこれはこれで大変味のある豊かな表現が出来ます、がしかし細字が好みの人には向きません、やはり自分の好みあったペン先に調整し長く使い込めばペンも喜ぶことでしょう。
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2023/12/16
コラム

【大西製作所】万年筆 イワシ雲

大西製作所 アセテート製万年筆「イワシ雲」の大きいサイズです、当店でお求め頂きました物ですので、当然無料の修理対象です。

メーカー出しの修理品はメーカーの保証基準に準じますが、当店で出来る場合は無料になります、今回は大西製作所から部品を入手しておりますので無料になりました。 今回は、ペン芯のみの修理依頼でしたが、完成時の試し書きにインク出と書き味に気になるところがありましたのでその所も調整しました、天ビスも緩んでおりましたので緩み直しをしました。

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調整前-2
調整前-3
調整後サンプル
調整後-1
調整後-2
調整後3
2023/12/09
コラム

【モンブラン】万年筆 P149

 このモンブランP149 Fは当店でお求め頂いた物ですペン先が開いてしまってインクが出ない、書けないとの事での直しの依頼です。

落とした様子はありません、確認はしておりませんが、おそらく筆圧を掛け過ぎてペン先が開いてしまったのだと思われます、ひょっとしてオーナーご本人でないかもしれません大変ガッカリされておりました。
今回は軸の破損とか吸入器の破損はありませんのでメーカーでの部品交換はありませんでした、ペン先の曲がり直しの修理になりました。 
さらにEFに調整するか悩んでおられましたが今回はこの「F」のままもう少し使って見るとの事でした、お求め頂いた時のオーナーの書き癖の控えのままに、希望どうりのインク出と書き味に仕上げてお返しする事となりましたが、後日EFへの仕立て直しの依頼がありかもしれません、当店でお求め頂いた物はメーカーへ出さない限りは、何度でもどの様な調整修理でも相談でも常に無料で受けております、もちろんこれも無料での直しになります。

 

調整前-1
調整前-2
調整前-3
調整前-4
調整後サンプル
調整後-1
調整後-2
調整後-3
調整後-5
2023/12/05
コラム

【パーカー/パイロット/プラチナ】万年筆

今回は3本同時の修理依頼です、パーカー旧型ソネット/パイロット 蒔絵/プラチナ シルバーです、形見との事で20数年もの長い間インクを入れままになっていた為詰まってしまいインクが出なくなってしまいました、さらにプラチナはペン先が曲がっておりました。

3本とも、まず固まった古いインクは時間を掛けてゆっくりと取り除きます、急ぐと壊してしまいます、パーカーに至っては全く部品が在りません、メーカーに出しても部品は無いとの事で返品されてきます、幸い破損している所は無いようですので、オーバーホールとペン先調整で再生出来ます。  プラチナはこれもまず固まったインクを時間を掛けて洗い流し分解できるようにします、それから曲がったペン先の曲がり直しを行い書き味の調整を行います、シルバー製品ですので預かった時は黒く変色しておりました、軸の磨きまでは依頼されてませんが此のままお返しするのは忍びないと思い磨くことにしました、幸いスターリングシルバーですので磨けば元の輝きに戻ります、これもまたこれからも長く使っていただく事が出来ます。  パイロット 蒔絵は単にインク詰まりだけで、これも何処と言って破損している所はありませんのでオーバーホール後、インク出の調整と書き味の調整で再生できました。

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2023/11/28
コラム

【モンブラン】万年筆 No,2118 バーガンディレッド

30年位前に製造中止になった、モンブランSライン No,2118 バーガンディレッドです。

このSラインのカラーはこれ以外に、黒・青・茶・白とありこれ以外にも、ガンメタリック(No,19130)や金色でラインのNo,2147・シルバーラインNo,2129などがありました。

本来このSラインのペン先はスチールペン先ですが、この修理品は新ノブレスの18金ペン先が付いております、これはSライン用のスチールペン先が無くなったため、モンブランジャパン(株)(当時のモンブランの発売元)が、修理時に同サイズの金ペン先に交換したものです。

今回は、ペン先以外に損傷がないので直しをお受けしました、久しぶりに18金付きSラインの直しをしました。

落としてしまってペン先が曲がったとの事です、イリジュウムの際での曲がりではありませんので、修理自体はすぐに出来ます、曲がり直しを終えた後で書き味の点検、インク出調整でまた元の快適な書き味が戻ります。

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