万年筆の達人のお店 小野萬年筆

ブログ

2022/04/28
コラム

【モンブラン】万年筆 旧型 No,146 

40年前のモンブラン No,146になります、思い入れのある万年筆で、その一つ一つの部品まで思い出があるとの事で、出来るだけ部品交換なしで使えるようにしたいとの希望です。

まずは、その万年筆を拝見し状態を確認してからとの事とでお預かりしました。
かなり、インク詰まりがあり見た目は部品交換が必要と思いましたが、まずは慎重に分解し(壊さないように)一つ一つの部品を点検をしました。
オーナーは無理に吸入をしたりせず、そのままの状態でお持ちになられたので吸入器も壊れた所が無く、部品交換せずオーバーホールとペン先調整でご使用いただけれると判断しました。
ただペン先は変色し、軸には小傷がたくさんありましたので、天ビス・キャップ・胴軸・尻軸などの部品の一つ一つを磨き組み立て直しました、ペン先は14金の合金ですので、金以外の銀・銅などが酸化を起こし赤く変色しておりますが、これは表面だけのことで磨けば元の新品の状態に戻ります。
書き味も滑り良く、インク出も安定し良い書き味になりましたので、さらに数十年とご愛用頂ける思います。

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IMG_2732 (2)修理前後のサンプル
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2022/04/26
コラム

【カルティェ】万年筆 デェアボロ カルティェ

長い間インクを入れたままになっていたようでインクが詰まっておりました、修理前の浸けペンでは書けますが、それでも書き味は良くありません。
オーバーホールの後ペン先の再研磨/インク出調整で復活しました、良い万年筆のですのでこのようにお手入れをしてまた長くお使い頂ければともいます。
IMG_2697 (2)カルティエ調整前-1
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IMG_2722 (2)カルティエ調整後サンプル
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2022/04/23
コラム

【モンブラン】万年筆 マレーネデートリッヒ

ミューズコレクション マレーネデートリッヒ ”F”の初筆切れと細字直しの依頼です。
ペン先がずれてますので、書き味はヒッカリ、ザラ付きがあり、さらにズレが原因でインク出が不安定でカスレが出ます、まずはペン先の曲がり直しの作業からで、ペン先全体のゆがみの矯正をして、きり割から先の曲がりの直しになります、これで書き味は良くなりインク出も安定します、ですが初筆切れはまだ直っておりません、これはペン先の曲がりとは違う原因になります、イリジュウムの内側の研磨のし過ぎで起こります。
このペン先は細字直しもありますので、初筆切れと細字直しを同時に行います。
仕上がりはサンプルのように、細く安定した綺麗な線、文字が書けるようになりました、ただこのマレーネデートリッヒリッヒのペン先は、18金のペン先の上にプラチナコーティングをしておりますので、細字直しはペン先全体を細くしますのでペン先の横、ペン先の肉厚の部分が地金の18金の色が出ます、細字直しはイリジュウムだけを小さくしても細くなり切りませんし、見た目も悪くなります、ペン先全体をEFの形にしあげます。
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IMG_2673 (2)調整前サンプル
IMG_2709 (2)調整後サンプル
IMG_2709 (2)調整後サンプル
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2022/04/22
コラム

【モンブラン】75周年モデル No,146

今日は懐かしい、モンブラン 75周年モデル No,146 (75 Years of Anniversary Editions)
1924年に モンブラン マイスターシュティックが誕生しました、それから75年目を祝し1999年に特別なマイスターシュティックが発売されました。
これはその一つ スペシャルアニバーサーリーエディションになります。
このNo,146以外にNo,149・147(トラベラー)・145・114と販売されました、天ビスのマークの下にダイヤモンドを入れた特別感があります、これは本数限定ではありません、期間の限定です。
このスペシャルエディション以外にも、天ビスが真珠母貝の「エディション1924」(世界限定)が限定1924本のそれぞれの万年筆、とBP、SPなどがあります。
さらに「エディション75」これは世界で75本のみで、スケルトンのNo,149でプラチナの細い線で加工されており、外から見える部品に作家のサインが入っています、この時同時に時計(スケルトン)も発売されました。
発売からかなりの年月が経っておりますので、インク漏れ、ガイドの錆、ペンカバーの劣化などがあり交換後、インク出、書き味などの調整と磨きで、復活しました、これでまた数十年ご使用いただけると思います。
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IMG_2715 (2)146調整後サンプル
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2022/03/11
コラム

【ペリカン】万年筆 M400 緑縞 ペン先細字直し

ペリカン スーベレーン M400のEFをさらに細くEEF位にとの依頼です。
新しい万年筆でほぼ使用感はありませんが、オーナーには太くて使いずらい物に感じてしまい、出来るだけ細くしたいとの事でした。
元のEFのもそれほど太いわけではありまあせんが、ご本人は太くて小さな文字がつぶれてしまい、どうにも書きずらくストレスを感じるので、国産並みに細くしたいと事で、ザラ付いたり、引っかかったりせず、しかもインク出も潤沢でかすれずとの事でした。
これは細字直し以外の調整はありません、好みの太さに仕立て直しストレスなく快適にご使用いただける思います。
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2022/02/25
コラム

【モンブラン】万年筆 ゴールド No,146  オーバーホールと細字調整

モンブラン No,146の「F」を少し細く調整とオーバーホールの依頼です。
パーマネント インク ブルーを数年使っておられましたが、ペン先の汚れが目立つようになり、パーマネントをやめて染料インクに変えたいと、同時に最近小さめの文字を書くことが多くなり、”F"では少し太く感じるようになってきたとの事で、EFまでは細くしないでとの事でEFとFの間位に調整してほしいとの依頼でした、なかなかに難しい注文でした。
毎日たくさんの文章を書く人にとっては少しの感覚の違いも気になります、これはそのままにしない方が良いです、購入時はそのペンポイントがよくても使いこんで行くうちにもう少しこうなったら良いのにと思うことがあります、その時はやはりキッチリと書き味は追求したいものです。
このゴールド No,146は2年程前に当店でお求め頂いたものです、当然無料調整になります。
IMG_2607 (2)調整前-1
IMG_2608 (2)調整前-2
IMG_2609 (2)調整前-3
IMG_2617 (2)調整後サンプル
IMG_2617 (2)調整後サンプル
IMG_2612 (2)調整後-1
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2022/02/09
コラム

ラミー L01 2000 万年筆 ペン先曲がり直し

ラミーのペン先曲がり直しの依頼です。
落とされて写真のように、ぐにゃりと下に向かって曲がってます、イリジュウムと金ペンの接着面にヒビがありませんので、曲がり直しが出来ました。
ただ、このラミ―のペン先は大変小さく、また14金ですが固くてペン先曲がり直しがしにくく手間取りました、直しをするにはペンチでペン先を起こしますので、どうしても細かい傷がつきます。
それ取るのに曲がり直しが終わってから磨きを掛けますので、表面のロジュウムメッキが取れて地金の14金の色が出ます、が書き味は元どうりあるいはさらに良くなったのではないかと思います。
このラミ―は当店でお求め頂いた物ですので、当然無償修理になります。

直し前-1 (3)
直し前-2 (2)
直し前-3 (2)
IMG_2582修理後サンプル-1 (2)
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2022/02/01
コラム

【モンブラン】万年筆 P149 初筆切れ

今日は、モンブラン・プラチナP149「M」の初筆切れの調整になります。
ひどく書き出しが切れると言うほどではありませんが、たまにあるいは行を変えたときなどに初筆が切れるとの事でした。
この万年筆は新しい物でまだ入手して数か月との事、しばらく使っていれば良くなると言われたとの事でしたが、まったく改善されなくて調整に来られました。
万年筆はキャップを取った瞬間にかけなくてはなりません、それもどのような状況でも、屋内、屋外、気温が高くても低くても、乾燥してても湿度が高くても、その人が必要な時にキッチリと、インクが出なくてはストレスになります、一度ストレスを感じるとそのことが気になり、そこばかり意識が行くようになり使うのが億劫になってきます、せっかくの萬年筆です我慢せずキッチリと調整して自分なりの書き味を追求してください。
今回の初筆切れの原因はペン先のゆがみと、イリジュウムの内側の研磨のし過ぎでした。
ペン先のゆがみはインク出が安定しません、初筆切れはイリジュウムの研磨が原因です。
ただし、この写真では調整前も後もほぼ変わりません見た目は変化はありません、特にイリジュウムなどは形が変わるほど研磨してはいけません、研磨は必要最小限で磨く程度でよいのです。
それでも書き味はうんと良くなります。
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IMG_2569調整前-2 (2)
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IMG_2577調整前後のサンプル (2)
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2021/12/24
コラム

【モンブラン】万年筆 スターウォーカーレジン

モンブラン スターウォーカーレジン万年筆のインク途中切れ(カスレ)

 

常時ではなく時折インク切れを起こすとの事で、3回修理に出したが問題ないとの返事で都度ペン芯交換をして返却されるが、がやはり初筆切れ・途中切れを起こすとの事でした。

私も修理調整前にテストをしましたが、それほど問題ないように思えるのですが、これはそれを使う人が決める(感じる)事ですので、やはりどこかに問題があるのだろうと、色々と試したところ、ペン先が外向きになった時に時折カスレが出ました。

おそらくご本人も気が付かないのだろうと思いますが、書き進める内にペン先の角度が変わる時があるのだろうと思い、そのあたりを考え出来るだけ角度に汎用性を持たせられるようにイリジュウムの再研磨を行いました。

オーナーはかなり困っていたようで、字幅は変わっても良いのでとにかく切れないようにしてほしいとの希望でした、仕上がりは元の「F」のままの仕上がりでした。 原稿用紙2枚に試筆をしましたが全く初筆・途中切れはありませんでした。

万年筆は同じ物でも使う人によって書き味はそれぞれです、これは万年筆のみ持つ「方向性」によるものです、この方向性とオーナーの個性によってさまざま書き味が生まれます。

又この方向性によって使う間に、長く書くうちにオーナーの「書き癖」がペン先ついてきます、こうなったら占めたものです世界でただ一つの貴方だけのペンになります、人には貸さないでください、せっかくの書き味が変化する可能性があります、決してケチではありまあせん。

構造は単純ですがこれこそ万年筆の奥の深さでは無いでしょうか。

IMG_2420 (2)調整前サンプル
IMG_2415 (2)前-1
IMG_2416 (2)前-2
IMG_2419 (2)前-5
調整後サンプル
IMG_2481 (2)調整後の原稿用紙の試筆
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IMG_2475 (2)後-3
IMG_2478 (2)後-6
2021/12/21
コラム

【モンブラン】万年筆 旧型No,149 14金

モンブラン No,149 旧型14金中白のタイプです、前オーナ-が1980年代に海外で入手され数回使用しただけでその後現在までずーと保管されていたとの事です。

インク詰まりとカスレがありましたのでオーバーホールとペン先調整を行いました。

軸の中にこびりつくようなインク詰まりではありませんが、ペン先とペン芯の間に頑固なこびりつきがありました。

とにかく長い時間が経過しておりますので万年筆を壊さないように、このこびり付きを外すのに結構な手間がかかりましたが、うまくオーバーホールが出来ました。

後は現オーナーの指示通りに書き癖に基づき、インク出・角度などのペン先調整をするだけです。

数十年経過しておりますが、保管が大変良かったのでこのようにキッチと手入れすればさらに数十年付き合う事が出来ます。

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IMG_2427 (2)前-6
IMG_2471 (2)後サンプル
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