ずいぶん古い物になります、製造中止になって50年以上になります長い間仕舞われたままになっていたとの事、譲り受けたが書ける状態ではなかったので、何とか使える様にならないかと相談を受けました。
時間は経過しておりますが、見た目はそれ程傷んでいるようには見えませんでした、又部品も欠損している所がありませんこのくらい古い物で部品が揃っているのは珍しいです。
ペン先は曲がっておりますがこれを直せば十分に使えそうです、ただこのタイプには一度分解すると組み立てられない物があります、それは品番も同じで外見も同じですがペンカバーの素材がエボナイトで出来ており、オーリングで止められているものが在ります、このオーリングがハメられなくなります、見た目の外見では全く判断出来ません、首軸を外し中から慎重に見極めなければなりません、今回お持ちになられたものはエボナイトのペンカバーではありませんでしたので、当店で修理調整が可能な物でした。
ですが50年以上も経過しておりますので分解するにしても慎重に作業をしなければなりません、何せかなりの時間が経過しております、どの部分も経年劣化しておりますので、過度な力が加わりますとどこか破損する可能性があります、特にインク詰まりで固まっている状態では決して無理は出来ません、まず時間を掛けてゆっくりと、本当にゆっくりと固まったインクを溶かしながら可動部が少しずつ動くのを確認しながら分解をして行きます。
分解さえ出来れば後は手順したがって慎重に分解し各パーツを洗浄し、ペン先の曲がり直し・書き味・インク出の調整になります、もちろん赤くなったペン先も磨きます、可動部には専用の潤滑剤、ネジ部分はこれも専用のシール剤で組み立てて完成になります。
数十年眠っていたモンブランが甦りました、新たなオーナーの元で書き込みご自身のペン先に育てていかれる事と思いまます。



























































































