このNo,149は3年近く前に当店でお求め頂いた物ですので、メーカーに出さない今回のオーバーホールとペン先細字直しは無料になります。
オーナーは特に悪いところはないとの事でしたが3年近くなるので、一度点検してほしいとの依頼でした、又EFのペン先ですが細かい文字を書くことが多くなったのと元より細字好きなので、書き味を損なわない程度にさらに細くしてほしいと希望がありましたので、そのように調整しました。
今回は3本同時の修理依頼です、パーカー旧型ソネット/パイロット 蒔絵/プラチナ シルバーです、3本とも形見との事で同時に3本とも20数年もの長い間インクを入れままになっていた為詰まってしまいインクが出なくなってしまいました、さらにプラチナはペン先が曲がっておりました。
3本とも、まず固まった古いインクは時間を掛けてゆっくりと取り除きます、急ぐと壊してしまいます、パーカーに至っては全く部品が在りません、メーカーに出しても部品は無いとの事で返品されてきます、幸い破損している所は無いようですので、オーバーホールとペン先調整で再生出来ました。
プラチナは固まったインクを時間を掛けて洗い流し、分解できるようにします、曲がったペン先の曲がり直しを行い書き味の直し調整を行います、シルバー製品ですので預かった時は黒く変色しておりました。 軸の磨きまでは依頼されてませんが、此のままお返しするのは忍びないと思い磨くことにしました、幸いスターリングシルバーですので磨けば元の輝きに戻ります、これでまたこれからも長く使っていただく事が出来ます。
パイロット 蒔絵は単にインク詰まりだけで、これも何処と言って破損している所はありませんのでオーバーホール後、インク出の調整と書き味の調整で再生できました。
大西製作所 アセテート製万年筆「イワシ雲」の大きいサイズです、当店でお求め頂きました物ですので、当然無料の修理対象です。
メーカー出しの修理品はメーカーの保証基準に準じますが、当店で出来る場合は無料になります、今回は大西製作所から部品を入手しておりますので無料になりました。 今回は、ペン芯のみの修理依頼でしたが、完成時の試し書きにインク出と書き味に気になるところがありましたのでその所も調整しました、天ビスも緩んでおりましたので緩み直しをしました。
このモンブランP149 Fは当店でお求め頂いた物ですペン先が開いてしまってインクが出ない、書けないとの事での直しの依頼です。
落とした様子はありません、確認はしておりませんが、おそらく筆圧を掛け過ぎてペン先が開いてしまったのだと思われます、ひょっとしてオーナーご本人でないかもしれません大変ガッカリされておりました。
今回は軸の破損とか吸入器の破損はありませんのでメーカーでの部品交換はありませんでした、ペン先の曲がり直しの修理になりました。
さらにEFに調整するか悩んでおられましたが今回はこの「F」のままもう少し使って見るとの事でした、お求め頂いた時のオーナーの書き癖の控えのままに、希望どうりのインク出と書き味に仕上げてお返しする事となりましたが、後日EFへの仕立て直しの依頼がありかもしれません、当店でお求め頂いた物はメーカーへ出さない限りは、何度でもどの様な調整修理でも相談でも常に無料で受けております、もちろんこれも無料での直しになります。
今回は3本同時の修理依頼です、パーカー旧型ソネット/パイロット 蒔絵/プラチナ シルバーです、形見との事で20数年もの長い間インクを入れままになっていた為詰まってしまいインクが出なくなってしまいました、さらにプラチナはペン先が曲がっておりました。
3本とも、まず固まった古いインクは時間を掛けてゆっくりと取り除きます、急ぐと壊してしまいます、パーカーに至っては全く部品が在りません、メーカーに出しても部品は無いとの事で返品されてきます、幸い破損している所は無いようですので、オーバーホールとペン先調整で再生出来ます。 プラチナはこれもまず固まったインクを時間を掛けて洗い流し分解できるようにします、それから曲がったペン先の曲がり直しを行い書き味の調整を行います、シルバー製品ですので預かった時は黒く変色しておりました、軸の磨きまでは依頼されてませんが此のままお返しするのは忍びないと思い磨くことにしました、幸いスターリングシルバーですので磨けば元の輝きに戻ります、これもまたこれからも長く使っていただく事が出来ます。 パイロット 蒔絵は単にインク詰まりだけで、これも何処と言って破損している所はありませんのでオーバーホール後、インク出の調整と書き味の調整で再生できました。
30年位前に製造中止になった、モンブランSライン No,2118 バーガンディレッドです。
このSラインのカラーはこれ以外に、黒・青・茶・白とありこれ以外にも、ガンメタリック(No,19130)や金色でラインのNo,2147・シルバーラインNo,2129などがありました。
本来このSラインのペン先はスチールペン先ですが、この修理品は新ノブレスの18金ペン先が付いております、これはSライン用のスチールペン先が無くなったため、モンブランジャパン(株)(当時のモンブランの発売元)が、修理時に同サイズの金ペン先に交換したものです。
今回は、ペン先以外に損傷がないので直しをお受けしました、久しぶりに18金付きSラインの直しをしました。
落としてしまってペン先が曲がったとの事です、イリジュウムの際での曲がりではありませんので、修理自体はすぐに出来ます、曲がり直しを終えた後で書き味の点検、インク出調整でまた元の快適な書き味が戻ります。
作家シリーズ ジュール・ベルヌのインク漏れと吸入器の外れ直しになります、漏れはペンカバーの緩みでした、吸入器のネジ部分の外れが原因でした。
長い間のうちに共に緩んできたのでしょう、ペンカバーの交換をしてシール剤できっちりと締め付け、吸入器の調整後にこれもしっかりと緩み直しをしました、さらにペン先には曲がりではなく全体にずれがありましたので、ゆがみを直しますこれでインク出の安定と滑らかな書き味になります、長い間の使用中に知らず知らずにズレや緩みが出たりします、そのような時はそのままにせず重大なことにならないうちに早めのオーバーホールをお勧めします。
この様なお手入れをされれば、さらに何年も快適にご使用いただくことが出来ます。
今回は、2003年発売の作家シリーズ「ジュール・ベルヌ」です、万年筆14.000本、ボールペン12.000本、万年筆・ボールペン・メカニカルペンシルの3本セット4.500セットの発売でした。
初めて手にした時はなんと綺麗な万年筆だろうと思いました、ブルーの万年筆はこの時始めてのような気がします。 波のような地模様、これをギョーシェと言う事を初めて知りました、その上にブライトブルーのラッカー仕上げ、プラチナプレートの仕上げ、ペン先の模様は潜水夫のヘルメットの彫刻、天ビスの窪みは潜水艦、ノーチラス号の窓をイメージしてるとの事、久しぶりに手にする“ジューヌ・ベルヌはまだ新鮮さを失っておりません、綺麗な万年筆です。